TVアニメ『Infini-T Force』国内最速先行上映会が開催。関智一、茅野愛衣らが語るタツノコヒーローへの思い

10月からの放送にむけ、徐々にその全貌が明らかになってきている新作テレビアニメーション『Infini-T Force(インフィニティ フォース)』。
9月17日には国内最速先行上映会が開催され、第1話~2話のプレミア上映に加え、スペシャルゲストとして、本作でガッチャマン/鷲尾 健役の関 智一さんと、ヒロイン・界堂 笑(エミ)役の茅野愛衣さん、そして鈴木清崇監督が登壇。放送直前の気持ち、作品へ込めた想いなどを熱く語った。

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――本作はタツノコプロ55周年記念作品です。それぞれのタツノコプロ作品への思いをお聞かせください

関:僕は(タツノコ作品は)全部見てます! 『Infini-T Force』以外の他のやつも全部! タツノコプロに育てていただいたと言っても過言ではないし、いまの自分があるのはタツノコプロがあったからです! タツノコ作品にはカッコいいのも面白いのもあって、タツノコ作品だけ見ておけば満足できるんです。アニメは一社で十分!(会場からは爆笑と、熱い拍手が!)

茅野:私は『昆虫物語 みなしごハッチ』とか『ヤッターマン』『ハクション大魔王』などを見ていましたね。

鈴木監督:僕は関さんよりも少し若い世代なので、やや新しい作品で、『宇宙の騎士テッカマン』をベースにした『宇宙の騎士テッカマンブレード』とか好きでした。

――関さん、今回ガッチャマンが決まった時は、いかがでしたか

関:ただただ、叫びました。「ヤッター!!」と(笑)。いままで、ガッチャマンもキャシャーンもポリマーも全部、オーディションで落ちてきたので、僕がどれだけ愛を傾けても、受け入れてもらえずに二十数年……。ようやく愛を受け入れてもらえて救われました!

――それぞれのキャラクターについてお聞かせ下さい

関:鷲尾 健というキャラクターは、いわゆるガッチャマンG-1号ですけど、ギャラクターと戦って数年後の設定で、もともと18歳でしたが、今回は24歳でちょっと大人です。「あれで、24かよ!?」って驚きがあると思いますが、僕らが子どもの頃って、24歳はオッサンですから(笑)。僕はいま45歳ですけど、45歳のままやりました! あの頃の24歳は45歳の精神年齢を持ってるだろうと(笑)。

茅野:私の演じた笑というキャラクターは、現代の若者って感じの子で、どこか醒めてて、人に合わせることができないし、自分の命がどうなってもいいやって感じの女の子なんです。こういう役を演じることはあまりなかったので、アフレコは「すさんだ気持ちになるしかない!」と。心の中で凄い言葉を言っていました(笑)。結構、実際の台詞で凄いことを言うんですよ「ウザい」とか「どっか行け」とか。日常のプチイラをため込んで、眉間にしわを寄せながら、アフレコで発散していました(笑)

――お互いのキャラクターについては、どう思いますか。

関:茅野さんが演じた笑については、健の気持ちで言えば「よしよし」って感じで、子どもみたいなもの。「扱いづらい」というよりも(世代が離れてて)分からない。そこがいいですね。変に恋愛に走らないし、逆に燃える(笑)。みんな下心なく、笑を本気で心配してるんですよ。

茅野:関さんの演じた健は、お茶目なところが良くて、かわいらしく、愛すべきおっちゃんです! (笑との関係は)恋愛ではなく、父と娘、兄と妹のようで、言い合いになったり、素直になれなかったり。想像の余地がありますね。

――オススメのシーン、好きなシーンをお聞かせ下さい

関:『ガッチャマン』のお決まりの台詞「ある時は五つ、ある時は一つ、実体を見せずに忍び寄る白い影」という言葉――あれを言いたくて、ガッチャマンになったんです。あのセリフを言えると思って喜んでガッチャマンをやっています! 今後……たぶん、言ってるんじゃないか……と思います(笑)。

茅野:見せ場は戦闘シーンですね! テッカマンが助けに来て、ポリマー、ガッチャマンと3人で笑を守ってくれるシーンがあるんですけど、カメラワークでそれぞれの顔に寄るところが好きで、家で何度も見ちゃいました(笑)! 女子が見てもいいですよね!筋肉が良くないですか? いまのアニメのキャラってシュッとしてて、それも良さだけど、今回はヒーローなので、筋肉美が素晴らしい!

鈴木監督:冒頭は、お客さんにこの世界に入ってもらいたくて、特に力を入れました。健がガッチャマンに変身するシーン、ぜひご覧ください!

――鈴木監督、本作は“モーションキャプチャー”を取り入れていますが、いかがでしたか

鈴木監督:珍しいことなのですが、今回、「ひとりの役者」に「ひとりのキャラクター」を演じてもらっていて、“モーションキャプチャー”の役者の芝居がキャラクターに結びついています。“モーションキャプチャー”の役者と声を当てる声優の2人で、「ひとりのキャラクター」を作って行っています。

――関さん、ファンの皆さんにメッセージをお願いします

関:タツノコプロ55周年、おめでとうございます。長くタツノコ作品を応援してるファンがいて、その方々に喜んでもらえる作品になっていると自負してます。4大ヒーロー以外もまだまだいますし、もしかしたらこの先、あんなヒーローとかヒロインが出てくるんじゃないかと……願いを持っております! ガッチャマンも、まだ一人しか出てないので期待したいですね!

『Infini-T Force』

10月3日(火)25:59~日本テレビほかにて放送開始
※読売テレビほか10月より放送決定
2018年2月、劇場版公開決定

公式サイト

(c)タツノコプロ/Infini-T Force製作委員会