昭和20年の広島・呉を描く映画『この世界の片隅に』シンガーソングライター・コトリンゴが音楽を担当

11月12日より公開される映画『この世界の片隅に』の音楽をコトリンゴが担当することになった。

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『この世界の片隅に』は監督の片渕須直が6年の歳月をかけ戦中戦後の広島・呉の綿密なリサーチと時代考証を行い、こうの史代漫画の世界を色鮮やかに描き出した作品だ。
公式サイトで公開中の本予告では、呉にお嫁にきたすずが、軍港・呉に停留する戦艦大和や戦闘機などと隣り合わせに居ながらも、工夫を凝らして日々を楽しんで生活する姿が映し出されている。

また、主人公・すずを演じるのは本作でアニメ映画初主演を果たす、女優・のん。片渕須直監督が「のんさん以外のすずさんは考えられない」とその声に惚れ込み主演が決定。今週末より一部劇場にて、のんの特別メッセージ付きの予告編も上映される。

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コトリンゴ コメント

オファーをいただいた時は嬉しい気持ちと、片渕監督の綿密な作品作りについていけるようにと気持ちを引き締めました。

原作には、とても不思議な引き込まれ方をしました。これまで読んできた戦争の時代のお話とは少し違い、その時代の普通の人々の、普通の暮らしが丁寧にかかれていて、主人公のすずさんのほんわかした雰囲気が、身近に感じられたからだと思います。そのすずさんの心情にすごく合っているからと予告編に使用してくださっていた「悲しくてやりきれない」のカバーをさらにリアレンジしてすずさんに寄り添えるように、生楽器をメインに書き直しました。

公式サイト

(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会