『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第二章「発進篇」初日舞台挨拶が開催。神田沙也加、神谷浩史、中村繪里子らが初日を迎えた喜びを語る

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6月24日(土)に、『宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち』第二章「発進篇」の初日舞台挨拶が開催された。
シリーズを通して【伝説の女神】テレサ役を演じ、第二章『発進篇』ではエンディング主題歌を歌う 神田沙也加さん、クラウス・キーマン役の神谷浩史さん、桐生美影役の中村繪里子さん、シリーズ構成の福井晴敏氏、 羽原信義監督が登壇し、初日を迎えた喜びを熱く語った。

今回の舞台挨拶は上映直後ということもあり、その衝撃のラストシーンを踏まえ羽原監督が「今、観てもらったばかりで、『何でここで終わるんだ』という(客席の)雰囲気がひしひしと伝わってきますが、今後ともよろしくお願いします」と話し出すと、福井さんが「ヒドい終わり方でしたね」と返し、すかさず羽原監督から「誰が考えたんですか!」とツッコミが入るなど、客席から笑いが溢れる明るいムードでスタートした。

しかし、制作時の話題になると、神谷さんがアフレコ時には絶望的に絵がなく「これ本当に出来るのかなと…」と、かなり不安を抱いていたことを曝露。そのあと、「でもそれがすごいクオリティで完成していたので、ホッとしました」と付け加え、満足のいく作品が完成していることを伝えた。

続いて第二章の見所の話になると、中村さんが「まさか自分にとって見守る“発進篇”になるとは。だからこそ、この先の展開が楽しみだなという部分もあります。ほどよくヤマトがピンチになってくれたら(私の出番もありそうで)いいなと思います」と少々残念な言い方をすると、福井さんから「ただ置いてけぼりにするなら、こんな所(舞台挨拶)には呼ばないですから」とフォロー。今後の出演を暗示するコメントに、中村さんも「それは救いです。信じています」と胸を撫でおろしていた。

同じ質問に、神谷さんは「今のところ大した活躍をしていませんが、今回は『乗せろ、いいから!』というセリフ。超格好良いです。『いいから乗せろ!』ではない、あの倒置法が謎の説得力を生んでいます」と返答。すると「自分が男前だと十分認識しているヤツだけができる技なんです」と福井さんが解説。羽原監督からも「脚本の台詞を読んだときから、神谷さんの声しか浮かんでこなかった」とキャスティングの理由を聞かされ、神谷さんは「今日、来て良かったー! 嬉しいです!」と今日一番の喜びの表情を浮かべていた。

神田さんからは、第二章のエンディング主題歌『月の鏡』が紹介された。テレサという役柄での歌唱に「エンディングは物語の余韻を増長させつつ、次への期待感をあおる大切なもの。すごく責任のある役を任せていただいたと思います」「(テレサは)女神様と言われている存在ですから、万物の平安をイメージして、(レコーディングブースの)照明をちょっと落として、世界観に入って歌うようにしました。すーっと、水のように聴いていただきたいです。」と、レコーディング時の裏話を語ってくれた。

その後、3日前に誕生日を迎えたばかりの羽原監督が健康のままシリーズを完走できるように、福井さんから「テレサに祈ってもらいたい」との言葉に応え、神田さんがテレサのポーズで「羽原監督、54歳おめでとうございます。この作品はマジであなたにかかっています。体調に気をつけて、どうか最後まで走り抜いてください。よろしくお願いします」と言葉を掛け、羽原監督は「(嬉しくて)泣きそうなんですけど!」と感動。会場内も大きな拍手で包まれた。

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公式サイト

(C)西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト2202製作委員会