『僕のヒーローアカデミア』第1期上映会&秘蔵トークショーに山下大輝、岡本信彦が出演。第2期に向けて期待感の高まるトークを展開

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10月14日にTOHOシネマズ日本橋にて、「『僕のヒーローアカデミア』第1期上映会&秘蔵トークショー vol.1」が開催され、メインキャストの山下大輝さん(緑谷出久役)、岡本信彦さん(爆豪勝己役)と、週刊少年ジャンプ編集部の堀越耕平先生担当の門司健吾さんがゲストで登壇した。
本イベントは、TVアニメ第1期全13話を3回に分け、本編上映と、キャスト&スタッフの秘蔵トークで構成。第1回目となる今回は、物語の序盤となる第1話~4話を、TV放送時の規制によるリミッターを外してクオリティをアップした完全版で上映。本編上映後に作品にまつわるスペシャルトークが行われた。

トークショーでは本作のアニメ化が決まった際、「(堀越先生は)まず驚いていました。ただ、アニメ化も目標に漫画を描いていましたので、すごく喜んでいましたね。あと、キャラクターデザインが(堀越先生が大ファンの)馬越嘉彦さんだということに恐縮しながら喜んでいました。」という堀越氏の反応を振り返った門司さん。
アニメ化にあたっての堀越氏からのリクエストは、「そんなになかったですね。アクションが持ち味の作品なので、そこは自由に派手に動かしてほしいというのはありました。」と語った。

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山下さんは、本編のアフレコが始まる前にPVでアニメ版の出久を初めて演じることになり、「原作が大好きで、ファンの皆さんの大きな期待感も感じていたので、とにかく緊張しました」と当時の感想を振り返る。
そんな山下さんの演技については、堀越氏がVOMIC(集英社のボイスコミック)で初めてその声を聴いた際に「出久ってこういう声をしていたんだ」という感想が出たほど、キャラクターのイメージに完璧に合っていたことが明かされ、山下さんが「本当に嬉しいです」と感激の表情を浮かべていた。

その後11月27日、12月4日に開催される「ジャンプスペシャルアニメフェスタ2016」(以下JSAF)で上映される完全新作アニメについての話題へ。
今回、堀越氏自らがストーリー原案を手掛ける中で、「どんな話かを数行くらいの文章でとお願いしたんですが、なかなか提出されなくて、おかしいな…と思っていたら、50Pくらいのネーム(漫画の設計図)を描いちゃったんです。」(門司さん)というエピソードに、山下さんと岡本さんは「作品への愛を感じます」と感激の様子。

また、先日この新作のアフレコを終えたばかりだという岡本さんは、「とにかく大声で叫びました」と収録時を振り返りました。「『ジャンプ』ならではの王道の戦闘シーンがふんだんに盛り込まれており、どのキャラクターにもかっこいい見せ場が用意されている」とのことで、JSAFでの上映に期待がかかる。(※JSAFの観覧募集の〆切は2016年10月28日(金))

そして、トークテーマは現在制作中の第2期へ。特別に貴重な本編絵コンテが公開された。まずは、2期のスタートから描かれる「雄英体育祭」の開催が生徒たちに伝えられるシーン。それぞれのキャラクターの決意の表情が描かれた絵コンテがスクリーンに映し出されると、観客からも大きな歓声が上がる。
原作でも人気が高く、迫力のアクションが描かれる雄英体育祭のエピソードについて、「アニメ第1期の終盤で描かれたUSJ編がちょっとダークな雰囲気だったので、次は、明るく学園らしい、キャラクターがいっぱい出てくる派手な展開を、ということで。」(門司さん)。

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さらに、2期から登場する新キャラクターたちのシーンが描かれた絵コンテも公開。体育祭ではこれまで以上に多くのキャラクターが登場し、ひとつのカットの中でも個々の動きを見せるシーンが多くなるとのこと。ユニークな個性を持つ新キャラクターの登場も第2期の見どころの一つとなる。
そして最後に公開されたのは、岡本さん演じる爆豪のカット。叫んで威圧するのではなく、自分にプレッシャーをかけて追い込んでいく爆豪の姿に、岡本さんは「今まで攻撃することだけで自分を形成してきた爆豪の成長ぶりが見られるシーン」とコメント。第2期では、出久や爆豪らキャラクターたちのさらに成長した物語が描かれていく。

第2期に向けて期待感の高まるトークを展開し、イベントはエンディングへ…と思いきや、共に原作の大ファンである山下さんと岡本さんは門司さんに質問するなど話し足らない様子。11月4日(金)に発売されるコミックス最新第11巻が「とにかく熱くなる内容」ということもあり、胸を高鳴らせていた。
最後にイベントではおなじみとなった雄英高校の校訓「Plus Ultra(プルス・ウルトラ)!」の掛け声を会場全員で大きな声で叫び、イベントは大盛況のうちに終了した。

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公式サイト

(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会