ニコニコ超会議「ロボコン30年スペシャルステージ」レポートが公開。『アトム ザ・ビギニング』から南條愛乃、井上雄貴も登壇

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4月29日、千葉・幕張メッセにて開催された「ニコニコ超会議2017」。その「超ロボコン」ブースで実施されたトークショー「ロボコン30年スペシャルステージ」に、『アトム ザ・ビギニング』A106役の井上雄貴さんとマリア役とEDアーティストをつとめる南條愛乃さんが出演した。イベントには井上さん、南條さんにくわえ、大河ドラマ『真田丸』直江兼続役でおなじみの俳優、村上新悟さんがゲストとして登壇。三人でイベントを大いに盛り上げた。

「ロボコン」とは、「ロボットコンテスト」の略。1988年にスタートした、全国の高等専門学校(高専)から選抜されたチームが全国大会で競い合う「高専ロボコン」に、後発の「学生ロボコン」「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト(ABU Asia-Pacific Robot Contest)」を合わせた三つの大会が毎年実施されている。大会では、発想力と独創力を合言葉に毎年魅力的なロボットが生まれ、ハイレベルな試合が繰り広げられることでおなじみだ。

イベントは、まずは司会の呼び込みで村上さんが登壇するところからスタート。村上さんは小山高専のOBであることから、今回のイベントへの出演が決まったとのこと。ドラマで大きな話題を集めた、村上さんによる長大な「直江状」の披露というサプライズの後、井上さん、南條さんも壇上に上がる。
そうした豪華なメンバーに、さらに現役の高専生たちを交えて、まずはロボット開発の自由な発想を支える、高専のユニークな教育を紹介していく。高校や大学とは一味違う独自のカリキュラムに、耳馴染みのない井上さん、南條さんは大きなリアクションで強い興味を示していた。

続いて登壇者は、「ロボコン」の魅力を、過去の試合映像を見ながら掘り下げていく。毎年、異なるルールの競技でロボットの性能を競い合うロボコンだが、そのルールの裏をかくようなロボットが出場することはファンには有名。そんな掟破りのロボットたちの奇想天外な挙動に、壇上からも客席からも、歓声と笑い声が沸き起こった。

映像のあとには、井上さん、南條さんともに『アトム ザ・ビギニング』でロボット役を演じているということで、「ロボットの気持ちをわかってみよう!」という流れに。そこで実際にロボコンで活躍したユニークかつ優秀なロボット、小山高専の「ケロミさん」が壇上に登場する。
センサーでコントロールできるケロミさんを、村上さん、井上さん、南條さんが楽しそうに操縦してみせる様子は、会場の空気を大いに和ませた。

そのあとには、ロボコン30の応援映像が披露されるが、トップバッターを飾ったのは『アトム ザ・ビギニング』のA106によるスペシャル映像。A106の魅力を会場のロボット好きに強く印象づけた。

最後の挨拶では、今日のイベントをきっかけに村上さん、井上さん、南條さんはロボコンを応援していく、と村上さんの口から宣言。
それを受けて井上さんは「ロボットを演じるにあたって、現実に活躍しているロボットについて調べたり、会ったり、見たりしている中で、今回(ロボコンに出るような)実際に研究開発で機能が進化中のロボットに出会えたことは、A106を演じる上でいい経験になったと思っています」と語る。

そして南條さんは高専を舞台に撮影し、イベントでも一部が披露された自身の楽曲「光のはじまり」のMVの内容に触れつつ、「ロボットと人間の距離感を今後の未来に向けて一緒に楽しんでいけたらいいなと思っています」と挨拶。暖かな雰囲気でイベントを締めくくった。

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