TVアニメ『リトルウィッチアカデミア』22話~25話上映会レポートが到着。潘めぐみ「おばあちゃんになってもアッコをやりたいです!」

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TOHOシネマズ新宿で3月末から開催されていたTVアニメ『リトルウィッチアカデミア』の上映会も、ついにファイナル。22話から最終話までが上映された今回は、最初からシリアスなシーンの連続で、何度も涙が溢れる展開に。特に最終話は、会場が大きな感動に包まれていた。上映が終わったあとに自然と起こった大きな拍手は、観客からの“ありがとう”だったに違いない。
上映後のトークコーナーに登壇したのは、アッコ役の潘めぐみさん、監督の吉成曜さん、メインキャラクターデザインの半田修平さん、プロデューサーの堤尚子さんの4人と、司会の松澤千晶さん。

 最終話を終えた感想を聞かれ、「まだまだ続きを期待していいのかなと期待させてくれる25話だったと思います」と潘さんが答えると「率直なことを言っていいですか? 終わって、これから休めるなと……」と監督が本音を吐露する。
 また、作画で苦労したところは?という質問に、半田さんが「監督のほうが絵がうまいので、監督に納得してもらえるかどうかが大変でした。納得…してくれましたか?」と言うと、監督が「納得はしてないけど、全力を出してくれていればいい」と答えるという、師匠と弟子のようなやり取りも微笑ましい。印象的なシーンを聞かれた堤プロデューサーも「途中で潘ちゃんや日笠さんの感情が乗っているときがあって、自分たちが考えているより大きなものになった」と語っていた。

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続いて、視聴者から募集した疑問にスタッフが答えるコーナーに。ここでは、少ししか出てきていない生徒の名前にもそれぞれ由来があることや、アッコがルーナノヴァに入学できたのは「国によって入学できる枠があって、その中に日本枠もあった。なので魔法が使えなくても競争する人間がいなければ入れた」(吉成監督)など、あまり知られていなかった設定もいくつか明らかにしてくれた。
この上映会で毎回ライブをしてくれているYURiKAと大原ゆい子の二人は、もちろんこの日も登場。最終話のクライマックスで流れた1クール目のOP「Shiny Ray」と、物語の最後を彩ったED「星を辿れば」をそれぞれ披露。二人とも涙を堪えながら歌っている姿が印象的で、この楽曲や作品に対する深い愛と思い入れを感じる素晴らしいライブだった。

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エンディングは、スタッフとアーティストが作品に対する思いを語っていく。
「みなさんのお力でこういう作品を作ることができた。そのことには感謝しかありません。みなさんの力があればイグドラシルも復活する。ひいてはアニメ界にもまた黄金期がやってくるかもしれない、そういう未来を描けたらいいなぁという願いを込めて、本当にありがとうございました」(吉成監督)

「25話を迎え清々しい気持ちでいたんです。笑いながら最終回を迎えたという気持ちがあったので、泣かないつもりでここにきたんですけど、ちょっと『Shiny Ray』と『星を辿れば』を聴くと、涙が止まらなくなっちゃいました…。いろいろ伝えたい事はあるんですけど、本当に本当にありがとうございました。でも明るく終わりたいので、コール&レスポンスをしていいですか? “信じる心が!”(観客:“みんなの魔法ー”)! おばあちゃんになってもアッコをやりたいです!」(潘めぐみ)

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公式サイト

(C)2017 TRIGGER/吉成曜/「リトルウィッチアカデミア」製作委員会