映画『orange -未来-』公開記念舞台挨拶が開催。花澤香菜、山下誠一郎、古川慎、高森奈津美、衣川里佳、興津和幸の6人が揃って登壇

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11月18日より全国公開がスタートした映画『orange -未来-』の公開記念舞台挨拶が、11月19日にTOHOシネマズ 新宿にて開催された。
本作の主演である花澤香菜さんをはじめ、山下誠一郎さん、古川慎さん、高森奈津美さん、衣川里佳さん、興津和幸さんらメインキャストが登壇。
TVアニメ放送時も含め、このメインキャスト6名がイベントで揃うのは初めてのこと。TVアニメ放送時の話から映画化決定を受けてのアフレコ時の制作秘話などスペシャルトークを展開した。

TVシリーズ13話を撮り終え、現在の心境を尋ねると、花澤さんは「映画が無事公開されて嬉しい気持ちでいっぱいです。原作ファンの皆さまには、新しいエピソードを楽しんで観てほしいです。」と感想を語った。
山下さんは、「TVシリーズの収録を終えて、少し整理する時間があったので、違った視点から演じることができました。とても楽しかったです」。
古川さんは、「須和の視点から語られるエピソードということで、プレッシャーを感じる部分もありましたが、楽しい気持ちで演じられました。すごく光栄だと感じています。」と映画版についての感想を語る。

また高森さんは、今から9ヶ月前に行われたオーディションを振り返り「とても衝撃的なオーディションでした」と語った。本作のオーディションでは、「10年前の自分に言葉を贈るなら何と伝えますか?」という質問をスタッフに聞かれ、それぞれキャスト陣が回答に悩んだことを明かした。
そのオーディションから月日が経ち、TVシリーズや映画版のアフレコを撮り終え、あっという間に公開の日を迎えたことを振り返り「『orange』は私の青春。楽しいことや青春は、一瞬のうちに過ぎてしまうんですね。」と述べた。

衣川さんは自身の演じた貴子というキャラクターについて、「貴子自身も、皆に対しての想いがあり、成長していくキャラクターなので、私も貴子を演じることで成長させて頂きました。」と感想を述べた。「温かい気持ちで役を演じ切ることができ、今、とてもほっとしています」。

興津さんは、TVシリーズのアフレコ収録を振り返り、「1話の段階で、キャストのイメージが作品にぴったりだと感じました。皆がそれぞれのキャラクターになって「生きている」のをじわじわと目の当たりに感じました。」と収録時の感想を語る。

また本作では、劇場来場記念プレゼントとして、原作者・高野苺先生描き下ろしポストカード入りメモリアルレターがプレゼントされるが、手紙というキーワードで、「10年前のご自身に手紙を出せるとしたら?」という質問に答える場面も。

花澤さんは、10年前に自身の経験の少ない中、ヒロインを演じることになった作品で、自分の演技に対する周りからの厳しい意見に言い返すことができず、悔しい思いをしたことを振り返り、「その時の自分に、自分は10年後、こんなに素敵な作品に出会えるから大丈夫」と伝えたいと話した。
山下さんは、丁度10年前にこの仕事に興味を持ったのだが、何も出来ずに右往左往していた自分に対し、もっと素直になれと伝えたいと語った。

作品への想いや、様々なトークで盛り上がり、最後にキャスト陣一人一人より、ファンへの感謝のメッセージが贈られた。
花澤さんからは「自分の気持ちを伝えたいと葛藤していく中、菜穂自身はどんどん成長していきます。また周りの仲間たちも、翔を守りたいという一心で変わっていきます。色々なものが詰まった素敵な作品だと感じています。ぜひ劇場で楽しんでください」とメッセージを送り、舞台挨拶は幕を閉じた。

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公式サイト

(C)高野苺・双葉社/orange製作委員会