東山奈央、ソロデビューシングル発売記念イベント「虹のはじまり」オフィシャルレポート。約4時間半に及ぶイベントでファンに感謝の気持ちを伝える

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デビュー以来、数々のアニメに出演し、『きんいろモザイク』のRhodanthe*や、『マクロスΔ』のワルキューレといったユニットのメンバーとして活躍してきた声優の東山奈央さん。
そんな彼女が2月1日に待望のソロデビューを果たした。記念すべきソロデビューシングル「True Destiny / Chain the world」のリリースを記念したイベント「虹のはじまり」が、2月12日、ラゾーナ川崎プラザのルーファ広場グランドステージで開催された。今回は、そんな大切な”1度きりの”ソロデビュー記念のイベントレポートを最速でお届けする。

イベント開始の数時間前から、多くのファンがルーファ広場を埋め尽くした。待ちに待ったイベントスタートの瞬間。人気声優の登場とあって、広場はもちろん、その上の階のテラスにもたくさんの人が。CDジャケットと同じ白の衣装に身を包んだ東山さんが登場すると、「なおちゃーん!!」「なおぼーう!!」といたる所から大きな歓声が上がった。

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まずは、CD収録曲のミニライブ。劇場版『チェインクロニクル ~ヘクセイタスの閃~ 』のオープニングテーマ「Chain the world」から始まり、こんな歌手になっていきたいという気持ちをこめた、柔らかな曲「I WILL」、TVアニメ『チェインクロニクル~ヘクセイタスの閃~』の、情感溢れる挿入歌「風空花人」を3曲続けて披露した。

曲間のMCでは、ジャケット写真やミュージックビデオで身に着けている白の衣装をしっかり見てもらうために、「回りますー」と言ってくるりと一回転したり、2月12日が運命の日であるというエピソードを披露。
かつて、TVアニメ『神のみぞ知るセカイ』で、中川かのんというアイドルの役を演じた彼女。中川かのん starring 東山奈央として、人生初のソロライブをおこなったのが、2012年2月12日だった。スタッフから、今回の発売記念イベントの日時を知らされた時、偶然の一致にびっくりしたという。これぞまさしく、『True Destiny』。運命のような出来事だった。

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声優デビューからたくさんのアニメやキャラクターを通して出会った人々への感謝の気持ちをアツく語り、その真摯な想いに涙を流すファンの姿も。精一杯の“ありがとう”の気持ちを込めて。ミニライブ最後の曲は「True Destiny」。TVアニメ『チェインクロニクル ~ヘクセイタスの閃~ 』のエンディングテーマを歌った。
この日のラゾーナ川崎は快晴だが、やや風があった。曲のサビのタイミングで、風が白のスカートをふわりとなびかせる。偶然だが、まるで演出のように決まっていた。

最後にイベントタイトルである”虹のはじまり”の由来について、東山さん本人の口から、ゆっくりと、噛みしめるように発表された。タイトルは、今回の歌手デビューに合わせて作られたアーティストロゴにちなんで命名されたという。ロゴには、よく見ると〝虹の輪〟がかけられている。今まで公式サイトなどに掲載されていたロゴは単色だが、歌を通じて観客と心を通わせることができたことにより、今後それに虹の七色が付けられるという。

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「今日は、皆さんの前で初めてデビュー曲を披露させて頂きました。たくさんの皆様と一緒に過ごした、この大切な1日をもって、デビューシングルは完成したと思っています。」最後までファンへの感謝の気持ちを精一杯伝え、ミニライブは幕を閉じた。

ミニライブ後は、観客と一緒に記念撮影を行った。その後は、CD購入者を対象にしたバレンタインカードのお渡し会に。白のコートに包まれた東山さんは、列をなすファンのひとりひとりに、丁寧にカードを手渡しした。

スタッフが手渡し会の準備をする中、東山さん自らがマイクでファンに向かって話しかけ、場を繋ぐシーンも。ファンとの距離が近い、寒空の下だが温かいイベントになった。
イベント終了後、「寒い中ずっと待っていてくださって本当に本当にありがとうございます!」とファンに挨拶をした時の煌びやかなお笑顔が、とても印象に残った。

訪れたたくさんのファンの笑顔や歓声につつまれて、約4時間半に及ぶイベントは無事、盛況のうちに終演した。
まだまだ東山さんの“新たな世界”ははじまったばかり。大きく羽ばたく彼女の未来に注目したい。

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公式サイト
True Destiny/Chain the world(初回限定盤)(DVD付)
東山奈央
FlyingDog (2017-02-01)