『縁結びの妖狐ちゃん』日中文化交流特別イベントが神田明神で開催。阿澄佳奈、金元寿子さん、井上麻里奈が中国文化のクイズに挑戦

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9月17日(日)、台風18号が日本列島縦断という予報で首都圏への影響も心配される中、秋葉原から程近い神田明神にて、『縁結びの妖狐ちゃん』テレビ放送記念のトークイベントが開催された。
MCの前振りもそこそこに、主演声優をゲストに迎えしたトークイベントの始まり。登場したのは、塗山スース役の阿澄佳奈さん、塗山ロロ役の金元寿子さん、清瞳役の井上麻里奈さん。
冒頭の自己紹介では三者三様に悪天候への気遣いを見せつつも、「今日はみんなが帰れるように、早く終わらせたいと思います」と井上さんがジョークでつかみ、一気に会場が和やかなムードに。

最初のコーナーでは、放送が終わったばかりの第2チャプター「王権篇」を振り返り、アフレコの様子や自身のキャラクターについて、そしてお気に入りシーンなどを紹介。
アフレコの現場では中国発のシリーズということで、いつもとは細かいところで違いがあるらしく、阿澄さんが一番驚いたのは「アフレコ用の映像にタイムコードが3つある」ということ。なので、どれを基準にタイミングを計ればいいのかわからなかったとか。いまでは「左上」の表示が正解とレギュラー陣には周知されているが、いまだにそれがあるため、途中参加のゲスト声優さんや新人さんはみんな一様に戸惑うのだそう。

そういう意味では今回の「王権篇」から途中参加したのが井上さんだ。井上さんによると、今回の現場はいわゆるアフレコとは少し違って、外画の吹き替えのような「アテレコ」に近いとのこと。
『妖狐』は中国で先に公開されているので収録の際には向こうの声優の台詞、つまり中国語を聞きながら声をアテている。それでオリジナル音声の演技を参考にするわけだが、井上さんによると「その芝居に時折、日本のアニメと同じようなニュアンスが感じられて、中国の人たちが日本の作品を愛してくれてる感じが伝わってくる」という。

また金元さんは、たびたびあるスタッフの差し入れで、中国のお菓子で「干しスイカ」がとても印象的だったという。日本ではお目にかかれないスイーツが置かれてあるのも『妖狐』の現場らしさと言えるだろう。

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女子が憧れる中国の記念日とは!?

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次のコーナーではクイズ形式で、アニメをきっかけに日本と中国の異なる文化について学んでいこうと少しアカデミックな(?)展開に移る。ここからは新たなゲストとして、共立女子大学文芸学部教授の北村弥生氏と、『縁結びの妖狐ちゃん』の唐雲康プロデューサーが登壇し、キャスト陣が全10問の難題に挑戦した。
伝統的なサンザシ飴のアレンジで最近の中国ではどんなものが流行っているかという第一問からスタートし、現代から神話の時代まで幅広い題材から出題されたが、中でも最も盛り上がったのが、第九問「中国にも恋人たちにとって大切な記念日が数多くありますが、男性から女性へプレゼントを贈るとされるのはどの日でしょう?」というクイズ。

1.2月14日
2.5月20日
3.七夕
4.1~3の全部

答えは「4」で、1~3の全部が正解とわかった途端、キャスト陣から口々に「中国いい国!」「中国行きたい!」と賛同の声が上がった。しかも女性からお返しも不要らしく、とにかく女性がプレゼントを贈られ続けることに場内の全員が軽いカルチャーショックを受けていたようだ。

「王権篇」特別編集版と「月紅篇」PVを初公開!
 会場内を巻き込みながら大いに盛り上がったところで、次は「王権篇」のクライマックスとなった第9話と第10話の特別編集版の上映が行われた。

これは今回のイベントのために制作されたスペシャル映像で、王富貴の前世=王権富貴とクモの妖怪=清瞳の出会いのエピソードをフィーチャーして、実に泣ける話に仕上がっていた。

そして、このイベントもいよいよ終盤。主演声優三人のサイン入りポスターを来場者に差し上げるプレゼント抽選会を経て、第3チャプター「月紅篇」のPVを初公開。また時代が変わって、キャラクターの新しい顔が見られるということで、それぞれから今後の見どころが語られた。
最後に井上さんから「知っていることを皆さんに伝えるだけじゃなく、自分たちも知らないことを一緒に学べるイベントで楽しかった」との締めの挨拶があり、二時間に渡るトークイベントが無事終了となった。

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公式サイト

(C)Tencent Inc./縁結びの妖狐ちゃん製作委員会