SF作家・長谷敏司の小説『BEATLESS』が2018年1月にTVアニメ化。監督は「楽園追放」「ガンダム00」の水島精二

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「My Humanity」(ハヤカワ文庫JA)で第35回日本SF大賞受賞、「メタルギア」シリーズのノベライズなど、綿密で壮大な世界観を生み出し続けるSF作家・長谷敏司氏が、「月刊ニュータイプ」にて連載小説として発表した原作『BEATLESS』。本作が、10月7日(土)開催のマチ★アソビ KADOKAWA新作発表ステージにてTVアニメ化されることを発表した。2018年1月より放送開始予定となる。

長谷敏司氏による原作は初のアニメ化。監督には、「楽園追放 -Expelled from Paradise-」「機動戦士ガンダム00」で監督を務めた水島精二氏。
更に、アニメ化にあたり原作のイラストを担当している架空のアーティスト「EGOIST」のイラストや、伊藤計劃氏原作のアニメ映画「屍者の帝国」「ハーモニー」「虐殺器官」など、唯一無二の表現が国内外問わず高い評価を得ているイラストレーター・redjuice氏が描き起こした“hIE”(アンドロイド)・レイシアのデザイン画も公開された。

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監督:水島精二コメント

原作を手にした時、その分厚さ、内容の濃さ、情報量の多さに戦きました。しかし、読み進めるうちに、そのテーマ、世界に魅了され、大変だとは分かりつつも、いま、映像化するべきだと。自分で手がけたい、と、意欲が沸いてきました。映像化にあたり、分かりやすく、取っ付き易くするために諸々整理させて頂いています。それを受け入れ、協力を惜しまない長谷先生、redjuice先生に感謝し、その恩に報いるよう、全力で頑張りたいと思います。

原作:長谷敏司コメント

BEATLESSアニメ化ありがとうございます! 元々、「月刊ニュータイプ」連載で、アニメの好きな読者さんに向けて書いたSFだけに、アニメで表現されることに特別な意味がある作品だと思っています。
それが、あの水島精二監督に、シリーズ構成には髙橋龍也さんと実はSF研出身の雑破業さんが入ってくださった、力強いメンバーでの実現です。脚本打ち合わせには毎回参加させていただいていますが、映像のプロの皆さんがよいものにしようと力を尽くしてくださっている熱を肌に感じております。自分も完成を心から楽しみにしております。ご期待ください。

原作イラスト:redjuiceコメント

気づけば、、「月刊ニュータイプ」本誌での連載から6年もの月日が経っていました。企画のスタートは2009年なので、もう8年も前の事です。自分のキャリアの駆け出しとなった作品の一つで、とても思い入れの深い作品です。様々な方の尽力で、ようやく待望の映像化が決定しました。新しいビジュアルと深く掘り下げられた設定により、再び動き出すBEATLESSをどうぞお楽しみに!

ストーリー

それは、人間と人智を越えた存在との決別と共存の物語

社会のほとんどをhIEと呼ばれる人型ロボットに任せた世界。
17歳の少年・遠藤アラトはある日一体のアンドロイド・レイシアに出会い、オーナー契約を交わす。
一見人間とそっくりなそれは、世界を驚かすほどの性能を備えた超高性能AIが生み出した、人智を越えるアンドロイド<人類未到産物>5体のひとつだったーー。
5つの機体はそれぞれ意味を持ち、互いの性能を求め戦いはじめる。
その戦いを傍観することしかできない大人たちと、その存在に近づき新しい関係を試みる少年たち。

未来への選択と、人間とモノとの関係の答えを求められる――。
進化しすぎた機械と、人間世界を繋ぐのは何か?
便利になりすぎた時代で何が大事で何が必要なのか、
アラトは人間よりはるかに優れたアンドロイド・レイシアと出会ったことで
未来への選択と、人間とモノとの関係の答えを求められる――。

スタッフ

原作:長谷敏司「BEATLESS」(KADOKAWA)
原作イラスト:redjuice
監督:水島精二
シリーズ構成:髙橋龍也/雑破業
キャラクターデザイン:やぐちひろこ

公式サイト

(C)2018 長谷敏司・redjuice・monochrom/KADOKAWA/BEATLESS製作委員会