『デジモンユニバース アプリモンスターズ』EDテーマを歌う飯田里穂のインタビューが到着

現在放送中のTVアニメ『デジモンユニバース アプリモンスターズ』について、EDテーマ
「青い炎シンドローム」が12月14日には津場位された。これを記念して、楽曲を歌う飯田里穂さんのインタビューが到着した。

飯田里穂 インタビュー

――『デジモンユニバース アプリモンスターズ』のEDテーマ「青い炎シンドローム」が12月14日リリース決定。アニメ主題歌を歌うことに対しての思いをお聞かせください。
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飯田:ずっとタイアップ曲が歌いたいと思っていて、それが1年ちょっと経って、EDテーマを歌える。やっぱり声優をやらせてもらっていて、なおかつアーティストもやらせてもらっている中で、アニメの主題歌というのは目標でもあったんですね。
そんな中で、この作品に出会えて、EDテーマを歌えることになったのは本当に嬉しかったです。ひとつ目標が叶ったという気持ちでした。

――デジモンに対する思い出はありますか?

飯田:デジモンって、もうブランドじゃないですか! 私、小学生の時、毎週観てたんですよ! 朝早く起きて。そんなもんで夢なわけです!! 現実にデジモンがいたら良いのにと思いながら育ってきたというか。なんなら「アグモン進化!」とか、友達と進化ごっこをやってるような世代なので、時を経て、自分がそれを伝える側になったということについては驚きでしたね。感激しました。

――ちなみに子供の頃は、デジモンのどこに魅力を感じていましたか?

飯田:その時はきっと何も考えずに見ていたんですけど、今思うとカッコいいですよね。主人公たちが正義感強くて。で、悪はとことん悪だし、その正義と悪がしっかり成り立っていて、ヒーローがとことんカッコいいというのに憧れがあったんだと思います。

――飯田さんもハマっていたんですね。

飯田:ハマっていましたよ! インタビューをいろいろしていく中で思い出したんですけど、自由帳に卵(デジタマ)を描いて、友達同士でどの卵を育てたいかを書いて、レベルが●●なので進化しました!とかで、消しゴムで消して進化させるっていうのをかなりやってました(笑)。今思うと、何てアナログなことをやってたんだって思いますけどね!

――今回のアプモンはいかがですか?

飯田:自由帳で卵を書き直していた時代が終わっちゃう(笑)……って思いますけど、アニメを見た時は衝撃でした。アプリを使うこととかを全部理解した上で、今の小さい子が見るわけじゃないですか。それって自分の子供の頃と比べたらあり得ないことだし、デジモンという大きなコンテンツでありながら、しっかりと時代に沿った作品にしているところに感動したし、すごい!って思いました。

――ちなみにアニメのEDとして自分の曲が流れた時はいかがでした? 本編とタッチが違う止め絵が流れるという、EDらしい演出だったと思いましたが。

飯田:そうでしたね! 私の歌のフレーズとともに絵が変わっていくのをドキドキしながら見てました。そういうことをお互いにちゃんと考えて作っていく協力プレイというか。この作品を作るにあたって、素晴らしいものにするぞ!っていうお互いの相乗効果があって、すごいEDになったんだなって思います。自分で初めて見た時は、テロップのところを一時停止して写メを撮って、巻き戻してってやってましたけど(笑)。一人で、おおっ!!って言ってました。味わったことがない感動でしたね!

――楽曲の話についてですが、今回の筒美京平さんと桜井秀俊さん(真心ブラザーズ)という作家陣にどういう印象がありましたか?

飯田:もう、本当に私の口からは何も語れないほどの方々なので、私が歌っていいのか?っていう感じでした。私のお母さんの世代ではあるので、直接は聴いてなかったんですけど、絶対に知っている歌謡曲を筒美先生が作っていたりするので、すごいなって思います。消えずに残り続けるって本当にすごいことですから。

――真心ブラザーズはいかがでしょう?

飯田:「サマーヌード」はドラマ主題歌で山下智久さんがカバーされていたじゃないですか。それでコラボをしているのを観ていましたね。

――「サマーヌード」は桜井さんが作詞(共作)も作曲も手掛けている曲ですね。この「青い炎シンドローム」ですが、これまでにない感覚ってありました?

飯田:感じました。曲調も全然違うし、テンポ感というかノリ方も違う。あえてちょっと80年代の歌謡曲の雰囲気を小さい子に知ってもらうというのも大切なことなのかなって思いながら歌ってました。でも昔っぽい感じにするのではなく、小さい子が聴いても耳に入りやすいようにするというか。今は結構いろんな楽曲が溢れていて、テンポも速いものが多いから……。だからこういう音楽も知ってもらいたいっていうのもありました。

――歌詞についてはいかがでした? すごくバディ感がある歌詞と思ったのですが。

飯田:「アプモン」の主人公が男の子で、この歌詞も一人称が僕なので、主人公ハルくんの気持ちなのかなって考えました。桜井さんにお願いする時に、あまり難しい言葉を入れないでくださいとリクエストしたというのは聞いていたので、わかりやすい歌詞だと思います。歌も、アニメを実際に観ている小さい子の気持ちを考えて歌ったというのもありますし、〈ドキドキドキドキ〉とか〈メラメラメラメラ〉もキーポイントになるのかなと思って。こういう連なっている言葉って小さい子も覚えやすいし、口ずさみやすいから、ここは歌ってほしいなって思いながらレコーディングしました。

――ありがとうございました!
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