宮野真守、台湾での初単独公演で「SHOUT!」「カノン」など代表曲を披露。響き渡るファンの歌声に涙する場面も

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宮野真守さんが、2/11(土)、12(日)に台湾にて初の単独公演“MAMORU MIYANO LIVE in TAIWAN ~REMIXING!~”を開催!会場となったATT SHOW BOXには2日合わせて超満員の2,200人が詰め掛けた。
本公演は2016年末まで日本で行われていた全国ツアー“MAMORU MIYANO LIVE TOUR 2016 ~MIXING!~”の内容をベースに、台湾公演のためだけに新たに再構成されたスペシャルライブ。台湾ファンの投票により選ばれた楽曲を披露するなどプレミアムな2日間となった。

ライブを前日に迎えた2/10(金)昼頃、台北松山空港に着いた宮野さんを待ち受けていたのは、約300名の現地ファンやマスコミの数々。平日にも関わらず、宮野さんの姿を一目見ようと多くのファンが駆けつけたのだ。「マモー!」という黄色い声援が飛び交う中、ファンに向かって一礼した後、移動車へと向かう途中も笑顔で手を振り続けていた。

そしてライブ初日の2/11(土)、寒気の影響で気温10℃前後という台北では珍しい寒空の中、朝からライブグッズを目当てに会場の周りには400名にも及ぶ長蛇の列が。前日2/10にも販売は行っていたが、台湾公演限定で販売されていたTシャツや1日限定のグッズを目当てに並んでいた方も多かったようだ。

現地時間18時開演。この日は国内50箇所に加え、香港、台湾の映画館に合計11,000人を動員し、ライブビューイングを同時開催。日本各地でも熱狂の風景がみられた。
オープニング映像の後、宮野さんがステージへ登場すると、超満員の会場が揺れる程の大きな歓声があがり、1曲目に披露された『SHOUT!』では、早速歌にあわせ、日本同様のコールが飛んでいた。

3曲目の『Sugar, Sugar』では、「わぁ、きれいなバラ」「ほしい人!」といった内容を中国語で披露し、再び歓声があがったかと思うと、可愛らしいダンスシーンでは、日本語で「かわいー!」という声が会場から聞こえていた。
「改めまして宮野真守です」「台湾に来ることができてとても嬉しいです」と中国語で挨拶した後、カメラへ近づき、ライブビューイング会場にいるファンへも「みんな元気ですか?盛り上がっていきましょう!」と呼びかけた。

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5曲目の『BLACK OR WHITE』では、胸元のファスナーを降ろす仕草や唇をなぞる仕草といったセクシーダンスに思わず釘付けに。ステージとの距離が近いこの会場で見るのも良いが、ライブビューイング会場の大画面でみるこのセクシーダンスの破壊力も凄まじいものだっただろう。
そして7曲目に披露されたのは、事前に台湾ファンから募った聞きたい曲アンケートで、たくさんリクエストをいただいたと話した『HOW CLOSE YOU ARE』。台湾ファンからのリクエストはバラード曲が非常に多かったとのことだ。

続くバラードコーナーでは、ギターとキーボードのバンドメンバーが参加し、アコースティックアレンジで3曲を披露。こちらもリクエストが多かったという『passage,』、『FRONTIER』が披露され、日本のツアーとは異なる演出もみられた。そしてバラードコーナーの最後はライブの定番曲『J☆S』を披露。「皆、一緒に歌って!」という宮野さんからのお願いに、会場からは自然と歌声が聞こえ始め、サビではなんと日本語詞のまま大合唱に。アコースティックアレンジというシンプルな演奏の中、会場に響き渡るファンの歌声に胸を打たれたのか、いつの間にか宮野さんの目には涙が。そんな宮野さんの姿をみて同じく涙するファンもみられた。

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本編中盤の映像コーナー「奥様もマモ」は中国語の字幕を入れた内容に。1人5役に挑戦した宮野さんの演技力の高さとユーモア溢れる内容に会場からは何度も笑い声があがっていた。
映像が終わるとここからはライブも後半戦に。11曲目の『UPSIDE DOWN』では、中国語を交えて振り付けレクチャーを行い、会場が一体感に包まれたかと思うと、14曲目の『Crazy Wonder Night』では、前日に松山空港へ到着した際の様子やマスコミ取材を受けた様子などを撮影した映像がステージで流れ、会場にいたファンは驚いていたようだった。
本編ラストには「マモ大好き!」という声が会場中に飛び交う中、宮野さんは「この大好きに会いに、また絶対絶対帰ってきます!」と想いを述べ、『The Birth』を披露した。

そして日本と同じく「マモ」コールが起こり、再びステージに宮野さんが登場。アンコール1曲目に披露されたのは台湾でも人気のアニメ「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE2000%」の主題歌『カノン』。イントロが流れた途端、あまりの嬉しい出来事に一瞬ざわめきが起こったほどだった。
「今日は楽しかったです。皆さんの笑顔は忘れません!」と中国語で話すと、会場からは再び「マモ」コールが。宮野さんからも感謝の気持ちを述べ、この日最後の曲『Gravity』を披露。その後もステージから降りる直前まで、会場やライブビューイングのファンに向けて投げキッスを送り続け、最後には「大好きです!台湾!!」とメッセージを残し、ステージの袖へと消えていった。

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しかし、2日目の2/12(日)公演はこれで終わりではなかった…。鳴り止まない「マモ」コールに応えて、ステージに戻ってきた宮野さん。
そして、初めての海外公演で緊張していたが、この2日間すごく幸せな時間を過ごすことができた、と改めてこの公演への想いを語った。更に「本当に大きな声援を届けてくれたから、みんなにパフォーマンスを届けることができました。感謝しても、し足りないくらい。だから、最後にもう一曲だけ、最高の感謝の気持ちと大きな愛を込めて歌います」と話した後、『THANK YOU』を披露。すると、サビでは日本語詞のまま再びファンの大合唱が起こり、そんな光景をみた宮野さんは、感極まり思わず歌えなくなってしまうという場面もみられた。そしてこの日の最後は、「また絶対に会おうね!!」と台湾のファンに約束し、2日間に及ぶステージは幕を降ろした。

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宮野さんにとって、単独では初の海外ライブとなった台湾公演。現地のファンを楽しませようと一生懸命中国語を練習したのだろう…、ライブの要所要所で見られたそんな光景に胸が熱くなると同時に、台湾ファンの宮野さんに対する「愛」も、日本のファンに負けず劣らず、並々ならぬものを感じた。宮野さんの作り出す音や世界観、そして宮野真守という人へと惹かれることは、たとえ海を挟んでいてもそこに境は何もないのだと実感することができた、そんなライブだった。

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セットリスト

●2/11(土)、12(日)台湾・ATT SHOW BOX
1. SHOUT!
2. Burning Point -TRAP REMIX-
3. Sugar, Sugar
4. テンペスト
5. BLACK OR WHITE
6. Kiss×Kiss
7. HOW CLOSE YOU ARE
8. passage,
9. FRONTIER
10. J☆S
11. UPSIDE DOWN
12. STY Non Stop Remix
13. Identity
14. Crazy Wonder Night
15. シャイン
16. The Birth
EN1. カノン
EN2. Gravity
WEN.THANK YOU(2/12のみ)

公式サイト

Photo:山内洋枝

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