TVアニメ『アトム ザ・ビギニング』ED映像イラストを担当したイラストレーター・サスキアのインタビューが公開

毎週土曜日23:00~NHK総合テレビにて放送中のTVアニメ『アトム ザ・ビギニング』のエンディング映像で、イラストを担当したイラストレーター サスキア氏のインタビューが公開された。本作の魅力の1つでもあるエンディング映像の制作裏話を語っているので、早速確認してほしい。

目次

EDテーマ曲「光のはじまり」を初めて聴いた時の印象を教えてください。

曲をはじめ聴いた瞬間に、「なんかあっ優しい曲だな」と感じました。私は日本語はあまり上手ではないので、歌詞の内容についてはその時はわからないところもありました。でも絶対素敵な曲だと思いました!南條愛乃さんの声も優しいですよね!

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ED映像を制作するにあたり何かテーマ等は決められたのでしょうか?

EDを制作開始する前、OP映像のテーマはすでに決定していたので、それに合わせてEDのテーマもOPに関係シーンが多くなっています。ED映像の大まかなテーマはOP/EDのディレクションを担当したBahi JDさんが「夏休み」と決めていました。もちろんイラストを製作中、私も色々な要素をを追加しました!

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サスキアさんがアニメの制作に参加されたのは「アトム ザ・ビギニング」が初めてとの事でしたがいかがでしたか?

大きな挑戦でしたがとても楽しかったと思っています!!
日本のアニメ制作にはじめて参加しましたが、すでに私はドイツでもカラーキー、マットペインティング、キャラデザイン、等で様々なアニメーション制作に参加していました。2つの国を比べると、日本はもっとカラフルでユニークなビジュアルを描いてる印象があります。子供の頃から日本アニメにすごく感動していたので、そのセンスをとても尊敬していますし、そのセンスをもっと勉強したいです!

ED映像の中で一番気に入っている(または思い入れのある)シーンはどこでしょうか?

宇宙ホログラムのシーンです。最初は別のイラストを描いていましたが、絵を描いている間に、私はどんどん宇宙や星に魅力されてしまいました。プラネタリウムのところが大好きです。

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ED映像の中には日本の夏を彷彿とさせる光や、畳の部屋でゲームを楽しむキャラクターの様子など、日本人ならばとても懐かしく感じる風景が描かれています。サスキアさんはドイツで活躍されているとのことですがこういった日本的な要素はどのように決められたのでしょうか?

それはBahi JD氏のアイディアですね!私は、日本にまだ行ったことがないので、イラストを描く際は日本風の部屋や畳の参考資料を元に描きました。
でも、私もその気持ちに共感が出来ます!高校生の頃に、週末に友達とよくファミコンやNintendo64ゲームをやってました。とっても懐かしいです!

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―――――ここからはTwitterにてファンの皆様より募集させていただいた質問になります。
EDイラスト担当サスキアさんに聞きたいことがあります。EDの博志と茂斗子が一緒に食事をしているシーンは、(OPで一緒にご飯を食べる)午太郎の視線を意図したんですか?

はい!そうです。最初はシックスでもいいかな、と思いましたが私は午太郎をこの活動にも含めたかったので、彼の視点にしました。午太郎は利己的そうですが、私は彼は友だちには好かれていると思っています。特に博志に…と思うのですが、実際はどうでしょうか…?(笑

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一番ここはこだわりがあると言う部分を教えてください

博志の鼻

一番好きなキャラは誰ですか?

「アトム ザ・ビギニング」のキャラは全部大好きです!でも、博志は特に魅力を感じます!!彼は優しい性格を持ってますから!

原作の漫画を描いてるカサハラテツローです。どれもバランスが取り辛くて描きにくいキャラでスミマセン…。中でも特に描きにくかったキャラは、誰(もしくはどれ)でしたか?

自分にとって、イケメンは描きにくいので、午太郎をノミネートします!

最後に、アトム ザ・ビギニングのファンの皆様へひと言をお願いいたします。

この作品に参加できてすごく感謝しております。オファーを頂いた時、本当に特別なチャンスだと思いました!!
制作チームの毎日の努力を見てとても感動いたしましたし、原作の漫画もアニメも、すごく楽しく魅力な作品なので、皆さんもアトム ザ・ビギニングを応援をよろしくお願いします!

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サスキア:
1985年ドイツ生まれ。イラストレーターの他、キャラクターデザイナーなどでも活躍中。TVアニメ「アトム ザ・ビギニング」ではED映像のイラストを担当する。

公式サイト

(C)手塚プロダクション・ゆうきまさみ・カサハラテツロー・HERO'S/アトム ザ・ビギニング製作委員会