“舞台少女”たちの、夢への挑戦の日々を描いた舞台「少女☆歌劇 レヴュースタァライト ―The LIVE―」#1レポートが到着

去る 9 月 24 日、「少女☆歌劇 レヴュースタァライト ―The LIVE―」#1が大盛況の中終幕した。小山百代さん、三森すずこさんらが出演した本公演のレポートが到着したので、早速その内容を紹介する。

「少女☆歌劇 レヴュースタァライト ―The LIVE―」レポート

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9月 22 日(金)、「少女☆歌劇 レヴュースタァライト ―The LIVE―」#1 の幕が開いた。
始まりは少女たちの憧れの舞台、「スタァライト」の物語。その幻想的な劇中劇から一気に学園生活へとシーンが切り替われば……“舞台少女”たちの、夢への挑戦の日々だ(円形劇場をイメージさせる大階段のセットも音楽学園に通う少女たちによく似合う)。

小山百代演じる主人公の愛城華恋は、天真爛漫だが誰よりも強い輝きを秘めた舞台少女。小山の真っすぐな演技とキレのあるパフォーマンスは自然と観客の目を引きつける魅力にあふれ、華恋として舞台全体を引っ張るパワーに満ちていた。もう一人の主人公、ミステリアスなクールビューティー、華恋の親友・神楽ひかりを演じるのは三森すずこ。流麗な身のこなしで“表面上はクールで陰があるが、内には熱い熱い情熱をたぎらせる”複雑なキャラクターを好演、物語に余韻と厚みを添えた。ハーモニーも心地よく、このふたりのコントラストは印象的だった。

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“舞台少女”はみんなで9人。観客にとっては「初めまして」だが、序盤に用意された自己紹介ソングでそれぞれの個性を知ることができるのが嬉しい。スタァを目指すという志は一緒でもその動機やモチベーション、悩みや苦しみはさまざま。物語が進み彼女たちの魅力や本当の思いが見えて来るに連れ、ひとりひとりの歌声、ひとりひとりの姿がより愛しくなる。感情にあふれ、常にパワー全開の歌とダンスも見応え充分だ。

そして…今回のハイライトはなんといっても“レヴューバトル”。それは9人の中で誰が一番輝き、トップスタァにふさわしいかを見極める学園内で突如開催されたオーディションであり、与えられたタイトルに沿った演技=アクションで互いの“キラめき”を奪い合う戦いだ。剣、弓、杖などの武器も、それぞれの想いや情熱がカタチになったもの。共に共通の敵に立ち向かっていくのではなく、目の前にいる仲間でありライバルである存在に勝つためには、勝って一歩トップスタァへと近づくためには、自身の内にある弱さと向き合いながら強さを放出していかなければならないのだ。

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そんな、非常にシビアな戦いをときに優雅に、ときに激しく、ときに可憐に魅せる殺陣で乗り切っていく舞台少女たち。キュートな衣裳に身を包んだ女の子ならではの勇ましいアクションも必見。本気のぶつかり合いを経て華恋がもたらしてくれる戦いの先の「こたえ」も、なんとも清々しい。

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事前のアナウンス通り、1 部のミュージカルに続き、2 部は舞台少女たちによるライブショー!劇中でも披露された「Star Divine」を中心に全 6 曲を MC ナシで約 30 分、芝居の中でのフォーメーションとはまた別のショーアップされた演出でたっぷりと楽しませてくれる。こちらはサイリウムなどの応援グッズや歓声も OK。一部で聴いて気になっていたナンバー、好きになった歌詞、心ひかれた“推し少女”、ライブショーならではの振付チェックなどなど、自分なりの見どころを見つけながら盛り上がれる。

3日間全5公演。そのすべてに舞台少女たちの本気が注入されている。初々しく荒削りなところも含め、夢に向かう発展途上のライブ感は他に代えられない魅力。ステージの上と客席とで共に慈しみ育みたいと思わせるスタァライトワールドの、ここが第一歩。再演、そしてこの先の展開にも大いに期待しよう。(text:横澤由香)

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公式サイト

(C)Project Revue Starlight