『弱虫ペダル SPARE BIKE』完成披露上映会に森久保祥太郎と柿原徹也登場。「1人の男として成長する瞬間を演じられた」

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『弱虫ペダル SPARE BIKE』の公開に先駆けて、8月28日にTOHOシネマズ新宿にて完成披露上映会が開催され、本作で“主演”を務めた巻島裕介役の森久保祥太郎さんと、東堂尽八役の柿原徹也さんが舞台挨拶に登場した。
『弱虫ペダル SPARE BIKE』本編上映後、大歓声とともに、森久保さんと、柿原さんが舞台に登壇。アニメ『弱虫ペダル』としてこれまで何度もイベントで共演してきたものの、2人だけで登場したのはこの日が初。スクリーンで、お互いの演技を観られたことが、とても楽しかったと語った。

本作『弱虫ペダル SPARE BIKE』でそれぞれのキャラクターの過去を演じた2人。高校1年生の巻島を演じた森久保さんは、「TVシリーズ、そして劇場版と時系列が進んでいく中で気持ちが蓄積していきながら演じていったので、過去の時間に遡る本作は演じるのに少し難しい部分がありました」コメント。
それを聞いた柿原さんは「巻島は高校1年生の時だけど、東堂は中学2年生の頃なんですよね……」と苦笑いした後「巻ちゃんが高校1年の時に、東堂は何をしていたんだろう?そして中学2年の頃の巻ちゃんはどんな風だったのだろう?と想像しながら作品を観てしまうので、その場に一緒にいられないことが少しだけはがゆく感じましたね」と感想を述べた。

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それぞれの過去を描く上で心がけたことを質問され、森久保さんは、「この頃の巻島は、自分としての柱がまだできあがる前。自分の想いで走りたいという気持ちがあるものの、先輩の言葉に翻弄されてしまう。けど、そこから自分の信念を貫いていく」と、今回の役どころを説明した上で、「今回、この作品を演じて感じたのは、主将として登場する、寒咲(通司)先輩(CV.諏訪部順一)の存在感が、巻島にとって非常に大きいものだということ」と語り、「出来上がった作品を観た時に、巻島の背中を押す言葉を投げかけてくれる寒咲先輩がすごくかっこいいと改めて感じました。」と感想を述べた。
巻島と言葉を交わす寒咲の姿を描くシーンが新鮮で、また、高1頃の金城真護(CV:安元洋貴)、田所迅(CV:伊藤健太郎)の演技も見所の1つと紹介した。

そして中学生の頃の東堂を演じた柿原さんは、「昔も今も変わらない尽八自身は変わっていないんですが、、まだ自分の全てをかけることになる自転車に出会っていない頃。僕自身が知らない尽八と出会えました。」と答えた後、初めてのレースの時に東堂が友人の糸川修作(CV.阪口大助)に優しさを見せる際、修作から「(自転車レースにおいては)その優しさはいらない、ただゴールを目指すんだ」と諭され、なりふり構わず走り出すシーンを受けて、「尽八が一人の男として成長していく、その瞬間を演じられたことがとても嬉しかった」と感想を語った。

イベントの最後にはファンに向けてのメッセージが贈られた。森久保さんは、「このような形で、再び作品に関わることができて嬉しく思います。来年からTVアニメ第3期が始まりますが、巻島としての想いは全て託しています。本作を観てくださった皆さまは、これまで暖めて頂いた“弱ペダ熱”を、3期に向けて、ここからまた燃やしていってください。」と熱いメッセージを残した。
また柿原さんは「ここまで熱い作品に巡り合えることはめったにありません。この作品に出演することができて、さらにこんなに長い間続けることが出来るのは、ファンの皆さんの応援のおかげだと思っています。『弱虫ペダル SPARE BIKE』も3期も楽しみに待っていてください!」とファンへの感謝の言葉が贈られた。

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公式サイト

(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダルSB製作委員会