「攻殻機動隊」新作TVアニメシリーズ始動。サイエンスSARU制作で2026年放送

TVアニメ

1989年に「ヤングマガジン増刊 海賊版」(講談社)で士郎正宗が原作コミックを発表して以来、押井守監督による『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(1995年)をはじめ、アニメーション、ハリウッド実写映画など様々な作品群を展開し、世界中に驚きと刺激を与え続けてきた「攻殻機動隊」シリーズ。

5月25日に原作連載35周年を記念して開催された公式音楽イベント『DEEP DIVE in sync with GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(東京・Zepp Shinjuku)会場で上映された特報において、「攻殻機動隊」の新作TVアニメシリーズの制作がサプライズ発表された。アニメーション制作はゴールデングローブ賞アニメ映画賞にノミネートされた映画『犬王』やTVアニメ『映像研には手を出すな!』、アヌシー国際アニメーション映画祭2024長編コンペティション部門への出品が決定している映画『きみの色』など国内外を問わず高い評価を得る作品をうみだし続けるサイエンスSARUが担当する。放送は2026年予定となる。

特報は原作コミックの象徴的な場面を点描し、新作アニメで描かれるドラマを予感させる映像となっている。発表に際して本作のティザービジュアルも公開。全身義体のサイボーグである主人公・草薙素子とAI搭載型思考戦車・フチコマが描かれた原作コミックイラストを使用したビジュアルで、「攻殻機動隊」の原点を感じさせるものになっている。
さらに、新作アニメの発表とともに原作者・士郎正宗による史上最大規模の原画展「士郎正宗の世界(仮)」の開催を発表した。同イベントは開催地である世田谷文学館(東京都世田谷区南烏山1丁目10−10)の開館30周年を記念し、2025年春開催予定となる。

『攻殻機動隊(仮)』

作品形式:TVアニメーション
原作:士郎正宗(講談社 KCデラックス刊)
アニメーション制作:サイエンスSARU
公開時期:2026年放送予定

 

©士郎正宗/講談社